APPLE VINEGAR - Music Award - 2024

Podcast

APPLE VINEGAR - Music+talk -
大賞

“no public sounds”
君島大空

特別賞

“アセトン”
原口沙輔

“botto”
野口文

NOMINEES

※Album Titleアルファベット順

『APPLE VINEGAR -Music Award- 』とは

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマン、後藤正文が2018年に立ち上げた新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞。
文学界での芥川賞を参考に、デビュー・アルバムに限らず、ミュージシャンがそのキャリア初期に発表した作品を評価する仕組みを作り、今後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで若手ミュージシャンを応援できれば、という思いを持ってスタートしました。
同時にリスナーが新しい音楽と出会うきっかけとなれば、という思いも込められています。
設立の経緯を綴った後藤のブログはこちら
第7回目となるAPPLE VINEGAR -Music Award-では、2023年に発表されたアルバムから後藤が12作品をセレクト。
選考会を経て、大賞を決定します。

APPLE VINEGAR -Music Award- は7回目を迎えることができました。
応援してくださっている皆様に感謝します。

毎年、賞のノミネートの発表の時期になると決まって胃がキリキリと痛み、うんうんと唸っている僕のスマートホンやPCの画面をグラミー賞のニュースやポストが駆け抜けていきます。権威的な存在のほとんどに反発心を持ちますが、一方で、グラミー賞のような音楽賞を羨ましいと思う自分がいることも否定できません。今年はROTH BART BARONの三船君のポストを目にして、ハッとしました。「グラミーを見ていつも思うのはどうして日本には全てのジャンルのミュージシャンがこうやって一堂に集まって祝い合う場所がないんだろうかということだ。素敵に着飾って、文化の集合を楽しみ、お互いを労い、先輩を尊敬して、いなくなってしまった人たちを思う時間が日本にはないのかしら」。本当に三船君の言うとおりだと思いました。
アメリカの音楽史を現在進行形で書き記すような音楽賞とは、規模も目的も違います。けれども、僕たちにだって「こんな素敵な音楽があるんだ!」と胸を張りたくなるような作品がいくつもあります。今年もそうしたたくさんの作品のなかから、12作品を選びました。
音楽を取り巻く様々な強張りのようなものを、少しでも緩めるような役割を担えたら本望です。

今年ははじめて、賞を楽しんでもらえたら、という気持ちが湧きました。僕が毎年、ここに悲壮な決意を書き込むのもどうかなという気持ちもあります。音楽って、やっぱり楽しいですから。この賞をきっかけに、いろいろな音楽の話がそこかしこで始まって、ゆっくりと広がっていくことを願います。

APPLE VINEGAR -music award-では、賞金を拠出してくださる法人や団体を募集しています。お力添えいただけましたら幸いです。ご連絡の際は問い合わせフォームよりお願いします。

追伸。
年内にAPPLE VINEGAR MUSIC SUPPORTとして、ミュージシャン支援の非営利団体を立ち上げることにしました。音楽賞にとどまらず、広くミュージシャンの活動をサポートする施設の整備と、コミュニティ作りをはじめたいと考え、準備を進めています。また、詳しいことが決まりましたら、お知らせします。その際には皆さんの力をお貸しください!!


後藤正文

第7回となる今年の審査員は昨年に引き続き、後藤正文、accobin (イベントスペースOLUYO社長/作詞作曲家/演奏家)、三原勇希さん (タレント/ラジオDJ)、 Licaxxxさん、有泉智子さん(音楽雑誌「MUSICA」編集長)、そして新たに蔦谷好位置さん(音楽プロデューサー/作曲家/編曲家)が決定いたしました。 この6名で選考会を行い、大賞を発表いたします。

また昨年に引き続き、アワードの趣旨に賛同してくださる企業様からの協賛を募集いたしました。
現在9社からご協賛を戴いております。
後藤の10万円、坂本龍一様からの10万円、亀田誠治様からの10万円に加えて、ライブマスターズ株式会社様50万円、湊のやど汀家様15万円、株式会社森いちご農園様 10万円、藤原食品様 10万円、練馬わたなべ心理相談室様 5万円、Xylomania Studio LLC様3万円、sneeuw様から3万円、匿名企業様から5万円、新たに一般社団法人B-Side Incubator様から10万円をご協賛頂き、合計141万円の賞金を贈る準備が出来ました。

APPLE VINEGAR -Music Award-では、今年もAwardの趣旨にご賛同いただけるたくさんの企業様にご協賛いただきました。音楽を愛し、一緒に盛り上げていただけるみなさまからのご協力を来年もまたお待ちしております。

選考委員